2022年06月05日
水辺と山の守護天使
このTOYたち釣りのタックルではありません。
『月光様』とは2010年から一緒に釣りしてきました。
先日『ケラーマン』がボクのとこにやって来た。
こんな半分冗談っぽい守護天使のお守りを真剣に信じるのもありだと思っています。
もしかするとそのおかげで良い釣りをさせてもらっているのかもしれません。
水辺のゴミ、山砂をとるために次々に削られて行く里山。
それぞれのストーリーはそんな現状を憂いています。
人はとかく他力本願で何かに頼り縋りつきたい生き物。
だからこそ。
月光様、ケラーマンそれぞれのストーリーを紹介します。
『月光様』
その守護天使は、全ての水辺に住んでいます。
それは、昔からそこにいる全ての生き物と共に生きています。
それは、そこにいる全ての生き物が、
食べてはいけないものを代わりに食べます。
人間が残したあらゆるゴミを食べながら、他の生き物を守っています。
それは、ゴミを食べながら水辺を守る哀しい生き物です。
彼は人間が嫌いです。仲間の生き物が、苦しむからです。
彼に見つかると、その日は釣れません。
なぜなら、魚釣りに来た人間を見つけると、釣れないように
邪魔をするからです。
だから、この人形と一緒に釣りをするのです。
『すでに、私たちは月光様に見られています』と知らせるために。
ゴミを捨てない事を約束し、魚が釣れるように願うお守りとして。
『ケラーマン』
彼も人間が嫌いです。
山の上から小石や木の実が猿のような何かによって投げ落とされた時、
それは「これ以上、山に近づいてはいけない」という知らせです。
谷の奥の減水した川岸に残る2本足のシカのような何かの足跡は
「これ以上、のぼってはいけない」という知らせです。
暗くなってから山に響き渡る、不気味な鳥のような何かの笑い声は
「早く帰りなさい」という知らせです。
人間の都合によって削られた山で、行き場を失った動物達の魂を
神様が預かりました。
全ては、山を守る神様の仕業です。